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ANCHOR前代表江添圭祐さん、ラポンテ前代表登川藍さん、FTSN関東前代表大沼早紀さん対談

 
Q.フェアトレードを最初に知った時のエピソードを教えてください。

 

江添さん:おれは、まずコーヒーが好きで。コーヒーから入りました。コーヒーを調べてたら存在を知って、まあその時はそれでおわったんだけれど、自分にもできることはなんだろうっていうことの選択肢に、コーヒーがあったからフェアトレードを入れることができた。無印とかであるのは知ってたけれど、本格的に知ったのは大学入ってから。

 

藍さん:私は浪人中に、おやつとしてチョコレートをいつも食べてたわけです。その頃、食品添加物が危ないみたいな本を読んでて、食べ物の後ろの表示をいつもチェックしてて、乳化剤は言ってるだめじゃんとか、これじゃ私な何のチョコレートも食べれないと思ってて、いろんな自然食品店とか回ったら、第三世界ショップのチョコを発見して、でもフェアトレードって最初知らなかったんですよ。で、食べてて、地球ショップのチョコって裏側に別にフェアトレードのフェの字もないわけ。で、気になってググったりして調べたら、なんかフェアトレードってこと知って。一番最初に知ったのが、ピープルツリーとかではなく、フェアウィンズっていうところでした。

 

早紀さん:もともとすごいあいのりが好きで、中学生のときとか超好きで見てた。たまに社会系のことが出てくるじゃん。カカオ農園で働いてる子どもたちとか、エチオピア行ったらすごい搾取されながらがんばって生活する農民、みたいのがあって、そういうことがあるんだって知った。その時、私はそれを解決するには教育しかない!みたいに思ってて、将来は教育開発するんだ!って感じのことを思ってたの。けど、大学入って、いろいろ知ってくうちに、教育を受けられないのは、親が貧しいからだみたいなことを聞いて、じゃあ親に仕事を与えればいいんじゃないかって。それに当てはまってるのがフェアトレードだった。本格的にかかわるようになったのは、1年生のときから入ってた国際交流系のユネスコクラブっていうので、シャプラニールのフェアトレード商品を販売したとき。FTSN自体は2年生から入りました。

 

江添さん:学校でそういう団体がなかったから、誰もやらないなら、っていうのもあるんだけど。フェアトレードに共感できたのは、そういう、搾取されたその汁を飲んでるのってあんまいい気持ちしないなって思って。だから自分が買うときは、フェアトレードっていうよりかは、フェアトレードより上の、スペシャルティコーヒーっていうもの。ラベルはついてないんだけど、きちんとした取引されていて、そういうのを買うようになって、その流れでフェアトレードにかかわるようになった。

 

 

Q.フェアトレードとは一言で表すと!

 

藍さん:いまは、ほんとに運営に追われて、フェアトレードの勉強ぜんぜんしてないので、自分何やってるんだろって感じはあります。いまはほんとにさっさと代替わりして、ほんとにフェアトレードの勉強したいって思う。本読む時間もないんで。組織に入っちゃだめだって。
組織じゃないとできないことあるけど、私は組織じゃなくてもできることをやってみたいな。
いいことはすごいあったんだけど。フェアトレードってなんですかって言ったら、「気分のいいこと」。悪い気分じゃないこと。アンフェアトレードなものを使ってたら、気持ちはよくない。HMとか別にけなしてるわけじゃなくて、一般的にこの会社はあんまりよくないよみたいなことを言われてるところのものを使ってると気分が良くないけど、フェアトレードなら一応保障はされてるから、気が楽になる。っていうちょっと気休め的な感じはある。なんで自分こんなに勧めてるんだろう、自信持って勧められてるのかなっていうのは思う。

 

早紀さん:私にとってのフェアトレードっていうのは、「新たな世界とのつながり」。フェアトレードって、ダイレクトに生産者につながるので、それを推進してる学生もいっぱいいる。その人たちとの出会いのきっかけとなったのがフェアトレードだから、フェアトレードっていう社会運動を通して、繋がれて、こういう風に話し合えてるっていうのはすごく有意義なことだなあって。

 

藍さん:生産者と繋がってるっていうのはどういうとこで感じる?

 

早紀さん:生産者っていうのは、情報が公開されてるわけじゃん。ラベルがついてる生産者のとこだって思ったから今年の春に行ってきたのね、生産者のとこに。そうやって情報が公開されてるってことで、行ける。ネパロバザーロとかFLJとかも生産者を呼んで講演会とかしてるから、ダイレクトに繋がれてるんてるんじゃないかなって。

 

藍さん:そういう機会に積極的に参加してるっていうのはすごいことだと思うし、私もやれたらやりたいって思う。

 

早紀さん:いっしょに行きますかインドネシア。笑

 

藍さん:ほんとに。勉強会とかFTSNやってるの?

 

早紀さん:最近停滞中。

 

江添さん:なんかプロジェクトやってると勉強会がおろそかになっちゃうよね。でもプロジェクトやらないと人も集まらないし。勉強は任意になっちゃうよね。最終的に。

 

早紀さん:それじゃだめだと思ったから勉強会始めたんだけど、みんな消化しきれてるのかなってのは不安。

 

藍さん:悩むのは、これって学生でもできる運動っていうのが言われてるじゃん。だけど実際は学生生活を圧迫してると思うわけ。私はラポンテの運営とか好きだからやってるんだけど、次の代がちょっと悩んでて、学生生活を破壊されたくないっていうか。みんなから見たら私破壊されてたから、藍さんみたいにはなりたくないみたいな感じだと思うんだけど。それを考えると他の国際協力的な団体っていうのは、ちゃんと学生がやっても、成り立ってるのかっていう…

 

江添さん:それは全部そうなんじゃない?部活とかもそうだと思うよ。いかに真剣に当事者意識もってやれてるのかっていう。

 

早紀さん:何に打ち込むかだよね。何かしらの団体入ったら確実にウェイトを占めるっていうのは当たり前のことなのかな。

 

江添さん:その代わりと言っちゃなんだけど、藍さんはかなりの団体から尊敬されてる。

 

藍さん:あら!ありがとうございます。尊敬というものを得たと。

 

江添さん:団体としてはフェアトレードはツールってことになってくるかな。国際協力っていう団体がうちにはなくて、そういう意識を持っててもいいんじゃないかな、そういう活動をする場があってもいいんじゃないかなって思って立ち上げたわけ。フェアトレードだけやってるわけじゃなくて、TableForTwoとか、批判はあるけどペットボトル回収とかもやってるんだけど、そういううちの一つのツールかなって。目的がフェアトレード云々じゃなくて、俺らがやってるのは輸入じゃなくて周知活動だから、目的っていうよりかは選択肢。フェアトレードを使って意識を高めましょうと。だから信者じゃないし、ビジネスに乗せてやったほうが持続的だから。まずはそういう意識になっていかないと。そういう意味で喚起したり、学生のうちからそういう活動・実態があるってことを知っとくのは無駄じゃないって思うからフェアトレード、TableForTwoもあるんだよーって。自分らももっと当事者意識もって生活できるんだよってことを学生に教えていきたいって思って。まあ個人的にはフェアトレードやってたからここにいるこーたにも出会えたわけだし。

 

藍さん:この絆は深い。

 

茂木:フェアトレード関係の人っていい人ばっかですよね。

 

藍さん:そのいい人いい人みたいな雰囲気が今の2年生は、ん?って思ってるらしくて。ほめることしかしないじゃんって。もっと刺激がほしいみたい。

 

江添さん:そういうのも含めて一歩引いて考えられたらいいよね。そういう考えかたもある。全部じゃなくて。一種国際協力ってそういうとこあるじゃん。国際協力?みたいな。もっと広い視点があれば、いいんだけど。どっちかに属しちゃわない?「国際協力ださい」か「国際協力最高」。

 

藍さん:ださい的な見方をしてる人が一歩上行ってる的な感じあるよね。

 
江添さん:簡単にできる、かっこいいとかっていう風潮を作るにはこういう草の根運動が大事だと思うんだよね。
 
藍さん:確かに昔はエコとかもダサかったよね。えーレジ袋もらわないの超ださい!みたいな。笑 ほんとにあったと思う。むかし小学生くらいのときレジ袋もったいなくてもらわなかったら、普通じゃないわねって言われた。草の根って大事だと思う。

フェアトレードって募金の延長じゃんって言われませんか?募金したほうがいいんじゃないの?って言われたり、国内の浮浪者とかをどうにかしてとか。いい人ぶってとか。去年の代表が言ってたのは、「やらない善よりやる偽善」。もし紆余曲折あったとしても、やらないよりは、それで助かる人がいるわけだから、紛争のきっかけになってるとか重大な問題を引き起こしてたら話は別だけど、他のODAとかよりは助けてる人の状況も分かるわけだし、支援の方法としては、いい方法だと思う。だから「やる偽善」っていうのは大事にしていきたい。まあ自己満足の域は超えないとは思うけど。役に立ってる自分。みたいな。

 

早紀さん:何もせずに100万人見捨てるよりは十万人でも助けてたら全然違うと思うから。批判として、フェアトレードの生産者は助けられるけど、周辺をより貧困に追い込んでるっていうものがある。でも改革のためには必要悪って考えるしかないのかなって。

 

藍さん:叩かれるけどじゃあ何もしないの?ってなる。

 

早紀さん:まあ自分が犠牲者だったらどうかなっておもうけど…

 

藍さん:さらに貧困が広がるっていう段階にもまだ達してないわけだから、もっと頭働かせてくださいって感じ。

 

Q.団体の活動について教えてください。

 

江添さん:基本的には学生ができる国際協力を提案していく。そして自分たちでもやっていく。そこに重点を置いていれば何をやってもいい。フェアトレードが必要なくなればそれはそれでいいことじゃない?そしたら違うことやっていくし。フェアトレードに関しては何をやってるかというと、最近だとまちチョコとか。意識したのは、はまるより、違うことやってたら楽しいかなって。自分たちのオリジナルコーヒー作ったり。新しいことやってたら活動が広がるわけじゃん。うちは生協もないから、自分たちで考えてやってます。

 

茂木:ラポンテは生協に導入してますよね。

 

藍さん:私は導入にはかかわってないんだけど、私の3個上の代が。当時の店長さんがフェアトレードに興味があって、いいじゃん入れなよみたいな感じだったらしい。でも組織だから代替わりしたらおろそかになっちゃって、一回、賞味期限切れのものを回収しなかったことがあった。そうしたら次の店長さんがすごい切れちゃって一回取引中断しちゃったんだけど、また誓約書書いたり頼み込んだりして、いろいろやった上で今置けてる状態。メンテナンスはしなくちゃいけなくて。

生協以外では、簡単に言うと、一番大きいのは、国立フェアトレード週間で、そのほかに、生協販売と、とれたのっていう一橋の学生がやってる自然食品店に棚を借りてフェアトレード商品置かせてもらってます。国立フェアトレード週間が11月にありまして、その中で大きなことをやりました。まちチョコ、一橋祭でのフェアトレードカフェ出店。国立のフェアトレードに関係ないお店にフェアトレードカフェになってくださいってお願いして、1か月限定でフェアトレード商品を置いてもらいました。紙芝居で子供に興味を持ってもらう活動もしました。あとは、イオンのイベントに参加してます。

 

Q.大学卒業後のフェアトレードとの関わり方は?

 

藍さん:社会人になっても自分なりに文献とか読んでいきたいし、消費者にはなりたいとおもう。でも団体とかに入りたいとかは思わない。

 

早紀さん:私はフェアトレードのNGOで働きたいなって。将来の夢はフェアトレードカフェやりたいなあとも思う。自分が生産国から材料を仕入れたいなって。

 

江添さん:フェアトレードだからっていう基準だからってものを選ぶんじゃなくて、条件出されたときにこっちのほうがより倫理的だとかグリーンであるとかそういうほうを選べるようになりたいなと思う。フェアトレードだから云々じゃなくてフェアトレードをなくすために何かできたらって。それを念頭に入れて仕事をできたらなって。あとは一般常識としてフェアトレードくらい知ってるっていうような家庭を築きたい。
 
 
 
ありがとうございました!!!